未成線(みせいせん)の夢とロマンを歩く!幻のトンネル探検記

目次

    幻の路線「未成線」とは?
    皆さんは「未成線(みせいせん)」という言葉をご存じでしょうか。これは、旧国鉄時代に建設が始まりながら、利用されることなく残されてしまった路線のことを指します。全国には、その夢の跡が今もひっそりと残されている場所があるのです。

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    鉄道ファン熱狂のサミットとトンネル探検!
    2025年秋、全国の鉄道マニアが集う「全国鉄道資源活性化サミットin岩国」が開催され、なんと島根県吉賀町六日市からお隣の山口県錦町に通じる未成線(岩日北線の一部、錦町から吉賀町間)のトンネルを探検できるイベントも併せて開催されました。
    初日はサミット本番。全国の未成線や廃線、災害から復興したローカル線など、鉄道資源の活用事例が発表されました。会場は、オシャレな若い女性と熱心な"鉄オタ"で熱気に包まれ、現役大学生で起業した鉄道系YouTuberの西園寺さんとZAKIさんの登壇でさらに盛り上がっていました。

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    いざ、トンネルの闇へ!
    そして迎えた翌日、いよいよトンネル探検の日です!
    岩国駅に集合して錦川清流線に乗車。ホスピタリティ溢れるスタッフの皆さんに見送られ、錦川鉄道の村野社長と「鉄印女王」の森川あや子さんと賑やかな一行は錦駅で下車。バスに乗り換えて、むいかいち温泉ゆららへ向かいました。
    バスを降りると、さっそくヘルメットを装着。この温泉施設のある場所は、実はかつての駅建設予定地だったそうで、建物の裏手には駅に続く線路を彷彿とさせる真っすぐな道がありました。吉賀町を鉄道が通っていたら町の歴史は少し変わっていたのだろうか?岩国や益田への通勤・通学圏内として機能していただろうか?と「たら・れば」な空想をしてしまいます。

    ツタの絡まるフェンスで閉ざされていたトンネルの入り口が開き、一歩足を踏み入れると、ひんやりと涼しい風が吹いていました。

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    漆黒の闇とコウモリの観察 およそ4.8キロのトンネルウォーク!
    道中、全員でライトを消して漆黒の闇を体験したり、日本コウモリ学会の方も観察に来られるほどたくさんいるコウモリたちを観察したりと、貴重な体験ができました。案内役の錦町の方のユーモアあふれる解説や、参加した学生さんたちの美しい歌声のおかげで楽しいウォーキングでした。

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    このトンネルは、島根県と山口県の県境を貫く岩日北線のトンネルで、六日市側(吉賀町)坑口からは少し下りになっており、歩きやすくあっという間にトンネル出口の錦町側へ到着します。遺構として放置しておくにはもったいないほど立派なトンネルの姿に、一緒に歩いた方々からは、「六日市側からイベントを企画したらどうか?」という素敵なアイデアも飛び出しました。

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    太平洋側の岩国市と、日本海側の益田市を結ぶという地域の夢の跡である「未成線」のトンネル。今後、どのように活用されていくのか、とても楽しみです。(文:野見山 朋子/高津川てらす)

    ※イベント時以外はこのトンネルは開放されておりません。ご興味のある方は吉賀町役場企画課へお問合せください。

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